この記事は、脱毛クリニックの求人をお探し中の方や、脱毛クリニックに興味がある看護師に向けた記事となります。
現役の脱毛専門看護師が解説しますね。
脱毛クリニック看護師のデメリット3つ
さっそく結論から書きます。
脱毛クリニック看護師のデメリット3つ
- とにかく忙しくて飽きやすい
- 腰痛、肩凝り、腱鞘炎、視力低下のリスク
- 休日や通勤に融通がきかない
▶︎それでは順番に詳しく解説していきます。
デメリット①ひたすら脱毛作業のオンパレード
脱毛クリニックの看護師は、ひたすら同じ作業を繰り返します。
具体的な仕事内容は下記の通り
情報収集→お部屋へご案内→施術→カルテ記入→片づけ→次の患者の準備
これを1日中ひたすら繰り返します。
ひたすら脱毛をする中で、イレギュラーなことが起きたり、のんびりしてると時間に間に合わなくなります。
イレギュラーなことってどんなこと？
機械が故障して急に動かなくなったり、施術中にヤケドなどのお肌トラブルが起きた時などのことだよ。
ヤケドなどは起きちゃいけないことだけど、機械のエラーは突然起きることだから、臨機応変に対応して、次の患者さんの予約時間を押さないようにしないといけないんだ。
つまり、時間内に対応するスキルが培われるよ。
もし時間内に施術が間に合わなかったら、どうなるの？
もし、時間に間に合わなかったら、次の患者さんに謝罪したり、他スタッフに手伝ってもらわないといけなくなるんだ。
つねに時計を見ながら、動かないといけないので自分のペースで仕事したい人には少しストレスです。
とくに、照射の予約をカツカツに入れてくる大手のクリニックは忙しいと思います。
逆に、開院したばかりの名の知らないクリニックなどは、比較的時間にゆとりを持って働けると思います。
●忙しいのが好きな方
→大手・有名なクリニック
●時間に余裕をもってゆったりと働きたい方
→マイナーなクリニック
上記を基準に選ぶといいと思います。
脱毛クリニックによって、一人当たりの脱毛施術時間が違います。
転職活動中の方は、行きたいクリニックが施術に何時間かけているのかを調べてみるのをおすすめします。
例えば、全身の施術に1時間以内で終わらすクリニックであれば、時間的にかなりキツキツで忙しいですね。
逆に全身を3時間で終わらすクリニックであれば、時間にゆとりがあります。
デメリット②身体に負担がかかる
仕事は脱毛をするだけだから、簡単でラクそうだな～と思われがちですが、働いてみると実は結構しんどいです。
腰痛、肩凝り、腱鞘炎のリスク
脱毛器ってどれも重いんですよね。
1日に何十人と施術していると、めちゃくちゃ肩凝ります。
慣れない新人さんは腱鞘炎になりやすいです。
脱毛クリニックで働くナースの悩みとして最も多いのは、腰痛ですね。
ずっと立ち仕事なので、入浴やストレッチなどのケアをしないと腰痛になったり、足がパンパンにむくみます。
視力低下のリスク
脱毛のレーザーは目に悪いです。
もちろん、施術する看護師はゴーグルをつけますが、場合によっては忙しくてゴーグルをつける暇もないときがあります。
また、ゴーグルをつけていても、隙間からレーザーが入ってくることもあり、とてもまぶしいです。
毎日少量ずつでもレーザーを見ていると、視力がだんだん落ちていきます。
デメリット③休日や通勤に融通がきかない
土日祝が休みにならない
どこの美容クリニックもそうですが、土日祝は患者さんが多く来院する曜日です。そのため働く看護師は、土日祝にお休みをとることが難しいです。
友達が看護師なら、平日にランチなどに行きやすいですが、恋人が平日お仕事だとプライベートの予定を立てにくい、などというデメリットがあります。
ヘルプ勤務の多さ
ヘルプ勤務は、全国のあちこちに配属院がある大手のクリニックに多いです。
大手に就職すると配属された院ではないクリニックにヘルプに行くことがあります。
急に「明日○○院にヘルプにいってきて～」という会話がよくあります。
転職中は、ヘルプ勤務について特に気にしていませんでした。実際にヘルプ勤務が多いと、ヘルプ先のスタッフに挨拶をして気疲れしたり、物品の配置場所が違ったり、慣れない電車に乗ったりします。些細なことですが、こまごまとしたストレスが積み重なって、意外と疲れます。
もし大手の脱毛クリニックに転職を考えているのであれば、転職エージェントに、ヘルプ勤務の頻度については必ず聞いたほうがいいと思います。
私的には、ヘルプ勤務が少ないところに行かれたほうがおススメです。
転職前にエージェントに確認しよう！
転職活動中、エージェントを利用する方が多いと思います。
私自身の経験から、入職前または面接前にエージェントに確認したほうがいいポイントをまとめました。（脱毛クリニック向け）
転職エージェントに聞いたほうがいいポイント2つ
・全身照射の施術時間
・ヘルプ勤務の頻度
もちろん、、エージェントを利用せずに自分で応募するという方も、事前にネットで調べておくといいです。
入職後イメージのギャップが少なく済みます。
なんだかんだ女社会は人間関係が命
ここまで様々なデメリットを書きましたが、何より大事なのは、結局のところ職場の人間関係ですね。
🔑女社会なので同じ院で働く看護師どうしの居心地のよさが、カギとなります。居心地のいい人間関係ならば、快適な職場といえるでしょう。
ただ、人間関係に限っては、実際に入職して配属されないとわかりません。
興味があるクリニックについて、どんなにネットや口コミで調べても、どんな人が働いているかは、実際に入ってみないとわからないのが厄介なところです。
どんなに仕事内容があなたに合っていても、気が合わない人がいたり、人間関係になじめないと、正直しんどいと思います。
看護師の世界は
やりがい＜人間関係
だと思うんですよね。
看護師の資格をもってれば、職場は山ほどあります。探しきれないほどの職場がある中で、無理に最悪な人間関係の中で働く必要はないと思う。
行動して探していけば、あなたに合った職場が絶対に見つかるはず。
結論、行動が命です。
転職活動中のかたにむけて記事を作成しました。
この記事が参考になれば幸いです。素敵なクリニックをみつけてくださいね。
