看護師1年目を乗り越えた話

看護師

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看護師を目指したきっかけ

看護師を目指したきっかけは病弱な弟がお風呂で溺れかけているのを助けた時、あと数分遅かったら亡くなっていたかもしれないことを知り、命を助けることはこんなにもやりがいのあることなのかと感じ、看護師になることを決意。

配属された激やば病棟

私が配属された外科病棟は新人が育たない病棟といわれていましたが、最悪だと思える環境にこそ、私の使命がある、と思って頑張ろうと決めました。

しかし、患者さんからクレームを言われ、先輩たちとの関係も上手くいかず、大事な同期が心を病み、病棟に来れなくなってしまいました。

命の大切さとか、看護の哲学とか、ナイチンゲールが何たらとか、学んできていたのにも関わらず、看護を実践できず、日々の業務に追われることが本当に悔しく、患者さんに申し訳ない気持ちで一杯でした。

1週間の休養期間

一年目の秋、急な吐き気と腹痛と涙が止まらず、とうとう心が折れ一週間の休養を取りました。

その間、大学に帰ったり同期とか大学の先生とか、看護師の先輩に励ましてもらう中で、ある先輩から「本物のナースになるために今の悩みがあるんじゃない?そう思うと今いる環境に意味があると思える。苦しみを味わなければ本当に苦しい患者さんの気持ちはわからない。絶対に乗り越えるはずだから」と励ましてもらいました。

またある人からは「一人の人間にできないことは何もない、たった一人の人間でも無限の可能性を持ってるんだよ」というアドバイスを貰った時に、環境のせいにしていた自分に気づき、今病棟に来れない同期の苦しみを身をもって感じました。

環境は変わらないから、自分が変わろうと思った。

色んな人に話を聞いてもらう中で、今まで乗り越えてきた悩みを1個1個思い出し、「私なら乗り越えられそうだな」っていう気がしてきました。

今まで乗り越えた悩みと比べると、こんな悩み絶対乗り越えられる!と思えてきて、ぼんやりとした不安が安心感へと変わり、なんかできそうな気がしてきました。

休養期間を終えてから

一週間の休養期間を終え職場復帰してからは、より一層患者さんと向き合おうと決意。

すると患者さんから

一番苦しい時ナースコールを押す前に来てくれて本当に助かったわ、あの時顔は見えなかったけど、あの時の声はあなたよね。あなたは私の天使なの

と言っていただけました。

その時に、看護って生きる力を沸き立たせることができる、というとちょっと大げさかもしれませんが、そう思いました。患者さんたちが、身をもって命の大切さとか、看護の価値とかを教えてくれる存在なんだなと思いました。

休養していた同期も、無事に職場復帰できて、しばらくまた一緒に働けました。

看護師といっても進む道は人それぞれ

その2年後に病院を退職しましたので、今は病院から離れているんですけども、そもそも病院に就職していなかったら、こういう体験もできなかったと思うので、看護師1年目の体験をまとめてみました。

転職サポートをしているのですが、1年目の2,3か月で辞めて転職する人たちもたくさんいます。

それも大事な決断です。合わない職場でいつまでも働くと、自分の心も体も害してしまうことになるので。

もう少し続けられそう、今の悩みを乗り越えれそうという人であれば、踏ん張って続けてみることで得られる知識や体験もあるな、と私自身の体験を通して思いました。

(私の場合、1年目で辞める勇気がなかったというのもありますが)

とりあえず、私は看護体験をつかみたかったという目標があったので3年目まで続けました。

転職について

看護師1年目は周りの人の力を借りて何とか乗り越えましたが、身体やメンタルを壊してまでもやる必要は正直ないです。看護師3年目で私自身のメンタルを病み休養期間ののちに退職した経緯があります。体がい一番の資本で、その体を壊すのは、元も子もない状態です。看護師1年目といえど、つらくて仕方ないのなら、辞めて今すぐ快適な場所に移るべきだとおもいます。

そんなナースのために、おすすめの転職サイトをまとめた記事があるのでリンクを貼っておきます。

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